“届けたい言葉”を伝えるために〜早稲田大学2年 伊藤 和希 × ハッシャダイ 勝山 恵一〜

“届けたい言葉”を伝えるために〜早稲田大学2年 伊藤 和希 × ハッシャダイ 勝山 恵一〜

早稲田大学2年生の伊藤 和希くんとハッシャダイの顔である勝山 恵一の対談をお届けします。
HASSYADAI CAFEがオープンした際におしゃれなアートをプレゼントしてくれた伊藤くん。学生の傍ら、デザインやグラフィックの活動もしているんだそうです。
HASSYADAI CAFEに遊びに来たことがある方は、目にしたことがあるはず。
今回は、大学生である伊藤くんとハッシャダイとの出会い、また伊藤くんがなぜアートやデザインの活動を行なっているのか、そしてハッシャダイの勝山と共に叶えたい夢とは…。

Q:伊藤くんとハッシャダイの出会ったきっかけは?

写真左・勝山さん:写真右・伊藤くん

伊藤くん:Bizjapanという学生団体に入っているんですけど、そこで出会った方がハッシャダイの人と繋がっていたので紹介してもらったのがきっかけです。

 

−−−元々ハッシャダイのことは知っていたんですか?

伊藤くん:僕のバックグラウンドがハッシャダイのヤンキーインターンに参加する子たちと通ずる部分があって…貧困格差とか。そんな話をしていた時に、友人からハッシャダイのことを聞いて知っていました。その時は「こんな会社あるんだな、面白いなぁ。」と思っていて。紹介してくれた方もそれを知っていて、「ハッシャダイの人と繋がったから紹介するよ!」という感じでハッシャダイの勝山さんと会わせてもらった感じですね。

 

−−−実際に会ってみてどうでしたか?

伊藤くん:僕は元々ハッシャダイを知っていて好きだったのでHPとかを見ていたので、社員紹介のページで勝山さんのことも知っていました。
なので割と予想はついていた状態でお会いしましたね。(笑)
実際に会ってみてもイメージ通りで、思ったよりもフレンドリーな方でした。

伊藤くん

−−−勝山さんが伊藤くんと一緒に活動しようと思った理由は?

 

勝山さん:伊藤くん自体のカルチャーがハッシャダイのカルチャーと似ているという要素があったからです。
学歴だけで見れば、早稲田大学に進学しているんですけれども、周りにいる人間のほとんどが中卒・高卒のいわゆるヤンキーと言われるタイプの子たちが多かったと。ヤンキーインターンの参加者と同じようなカルチャーを持っているんです。
だからこそ、一緒に活動する中でより一層、そういった若者たちに共感を与えられるような企画であったりとかっていう部分を伊藤くんと僕らで作っていけるのではないかなと。

Q:現在、伊藤くんは大学生ですよね。大学に進学した理由は?

伊藤くん:これが決め手となったというよりは…総合的に判断した結果、進学を決めました。
特に大きかったのは、大学には色々な人がいるだろうなと思っていたので、色々な人に出会いたいなという気持ち、大学で出会える人たちへの興味が高くて。

 

−−−大学で伊藤くんが思い描いていた人たちに出会いましたか?

伊藤くん:実際に面白い人たちはたくさんいました。ただ、今思えば大学の偏差値が高くなるからこそ、面白い人がたくさんいるということではないのかなと…。

Q:アートに興味を持ったきっかけは?

HASSYADAI CAFEに飾っている伊藤くんの作品

伊藤くん:元々絵が好きだったんです。特に絵を習うということはしていなかったんですけど、保育園の頃から絵を書くのが好きで、小学生の頃は授業中にノートの端に落書きをしているような子でした。
実は芸術系の大学への進学も選択肢のひとつとして考えたこともありました。
でもその時は具体的にその道での将来を描けなくて。

 

−−−今はアートでの将来は描けていますか?

伊藤くん:実際に大学に入学してみたら結構自由になる時間があるので、好きなことにトライする余裕も生まれたので、「やってみよう!」と思って、そのタイミングで漠然と、手書きで書く絵をパソコンのグラフィックにしたら幅が広がるんじゃないかなと思ったんです。
コンピューターグラフィックスの拡散性とか大量に複製できる部分に魅力を感じました。
その結果、フライヤーやポスターのデザインからスタートしてロゴデザインも手掛けるようになって、その時にやっと「これがデザインなんだな。」と自分の中でしっくりきました。

 

−−−そこからはデザインに没頭する日々?

伊藤くん:いや、何となく自分の中でデザインというものが分かった結果、また少しデザインから離れて、自分の自己表現という意味でのアートも始めました。

Q:ハッシャダイが積極的に外部の方と一緒に活動する理由は?

写真左・勝山さん:写真右・伊藤くん

勝山さん:僕が元々、同じようなカルチャーを持っている方々と一緒に非大卒の若者の選択格差・機会格差を解消したいという想いがあったことから、ハッシャダイとして外部の方と一緒に活動しています。
伊藤くん自身も地元の周りにいる非大卒の子たちの選択格差や機会格差があって、伊藤くん自体もその格差にすごく興味を持っていて、まずそこがマッチしたということが第一前提としてあって、その中にカルチャーがあって、ハッシャダイのビジョンに共感してくれた、という感じですね。

 

伊藤くん:大前提としてカルチャーのマッチとハッシャダイのビジョンに共感したということがあって、その上で現在僕がアートやデザインのクリエイティブなことをしているので、そういった方面でも携わらせていただいているという形です。
あくまでも”ものづくり”ということが目的なのではなく、最終的に非大卒の若者の選択格差・機会格差を解消するという社会的なメッセージのアプローチとしてのアートディレクションだったりクリエイティブだったり、という風になれば僕としてもすごく嬉しいです。
その環境を提供してくれているハッシャダイさんにはとても感謝しています。大っきいことができるというか、夢がある。

 

勝山さん:伊藤くんのようにハッシャダイのカルチャーと似ていて、ハッシャダイのビジョンに共感してくれる方に出会えれば今後も様々な方と一緒に活動の幅を広げていきたいと思っています。

Q:今後、ハッシャダイと伊藤さんのクリエイティブな部分はどのように関わっていくのでしょうか?

「HASSYADAI CAFE」に飾ってある伊藤くんのアートを両手に

勝山さん:伊藤さんが自身のアートを「HASSYADAI CAFE」に提供してくれたり、「HASSYADAI college」のロゴを作ってくれたりとか色々と現在もあるんですけれども、今後は伊藤さんのアートだったりとかをハッシャダイのメッセージと掛け合わせたり、ハッシャニアンのアートなどを若者たちに届けていくということをしていきたいですね。

 

伊藤くん:昔は伝える手段というのが、文章だったりテレビなどのメディアしか存在しないと思っていたんですけど、自分の中で色々とものづくりをしていく中で自分なりのものづくりで人々に対して伝えることができるし、SNS時代の今、それが世の中になってインパクトを持ちうる時代だと思っています。
だからこそアートなどを通して、「こういう問題があって、こんなことがあるんだよ。」というメッセージを届けていきたいなと考えています。

 

勝山さん:アートにハッシャダイのビジョンを込めることによって若者も興味を持ってくれやすい部分もあると思うので、ハッシャダイのビジョンを伊藤くんのアートにのせて、世に広めていきたいなと思っています!

伊藤 和希 プロフィール

東京都足立区出身・1998年4月9日生まれの20歳
早稲田大政治経済学部2年
学生の傍ら、デザインやグラフィック、写真や映像などの活動をしている。
Kazuki Ito ポートフォリオ
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