「人生をやり直すなら、大学での過ごし方を変える」ハッシャニアン・しげぴっぴ

「人生をやり直すなら、大学での過ごし方を変える」ハッシャニアン・しげぴっぴ

ハッシャダイの筋トレ部が目標とする筋肉の持ち主、健康取締役・筋肉クリエイターのしげぴっぴ。
ハッシャニアンの中では珍しい大卒者でもあります。
真面目・潔癖症・筋肉オタク…そして見た目とは裏腹に女子のような繊細な心を持つと有名なしげぴっぴにインタビュー!!

Q:ハッシャニアンの中では珍しい大卒者ですが、大学へ進学して良かったことは?

大学だから良かったということはなく、4年間の自由という中で自分がやりたい事を誰の意見もなく取捨選択できたことですね。

 

−−−大学へ進学した経緯は?

僕、小学校3年から高校までの10年間、野球に没頭していたんですよ。高校で甲子園出れるか出れないかで、その先の進路を決めようと思っていました。でも結果、出れなかった。
とはいえ、野球に捧げた10年間は本当に頑張ったと周りにも言われましたし、自分でも胸を張って言えます。だから大学の期間が人生で初めての自由な時間という感じでしたね。それまでは野球漬けの日々を送っていて、夏休みなんて休んだことなかったんで。

 

−−−甲子園出場が叶わず、そこから大学進学まで短い期間だったかと思うのですが…。

今でもずっと響いている、野球監督の「野球で負けても人生で負けるな」という言葉をベースに、野球で負けたやつらに人生で勝てばオールOKだなと思って。
その時に人生で勝つためには、どういう手段があるかって考えたらやっぱりまだ学歴社会というのがある中で、僕は学歴という武器を手に入れておくべきだと思って大学進学という道を選びました。

Q:大学時代で得たモノは?

大学時代で得た1番のメリットは出会いと経験!大学前半の2年はかなりはっちゃけていました。(笑)
毎日ボーリングしてクラブ行って、お酒飲んで…という感じで。
でもボーリングを通して良い出会いがたくさんありましたよ。もちろん今も繋がっています。
大学後半の2年はビジネスもスタートしていたので、またそこでも新たな出会いがあったりとか。
野球時代(高校時代)はずっとキャプテンだったので、大学後半の2年と今の僕はキャラ同じだと思うんですけど、大学前半の2年は別人のようでしたね。(笑)

 

−−−人生で初めての自由な時間を満喫して、段々と本来の自分に戻ったという感じですね。(笑)ということは2年の休息期間で十分だったのでは…?

本当にそうです。2年でも飽き始めてました。

Q:大卒と非大卒という学歴の差について、どう考えますか?

社会に出ちゃうと、そもそもどこ大学出身ですか?って聞くことも聞かれることも、ほぼ無いですよね。(笑)
正直最も学歴に注目されるのって、社会に出る時、特に新卒採用の時ぐらいがピークだと思ってて。なので、仕事を行う上ではほぼ関係ないというのが社会に出てからの僕の体感としてあります。
ただ昔は考え方の違いとか、めっちゃありました。学歴フィルターもかかっていたと思いますね。
僕自身、すごく頑張って大学へ進学したのもあったので「高卒のやつらとは違う!」と思っていました。でもそれは仕方のないことかなと思っていて…。

 

−−−非大卒と大卒の違いを感じたことも?

大学の友達って全然違うんですよね。自分が今まで関わったことのないような、お金持ちの家庭で育った子もいましたし。
僕は母子家庭で公立小中高ときて、どちらかというと貧しい方だったと思います。けれど運良く大学へ進学できた。
それで高校時代の友達と大学で仲良くなった友達を仲良くさせたい!と思ってボーリングをきっかけに集めたことがあるんですけど…まぁ交わらない。(笑)

−−−交わらない?

なんなら、ちょっとお互いにいがみ合うみたいな。高校までの友達は「あいつら天狗や!」となるし、大学の友達は「話しの内容が面白くない!」という感じで。
その時に、「あ、ここは交わらないんだな。」と思いました。それでも僕が彼らのパイプになりたいと思ったんですけど、大学時代の僕にはその方法が分からなかったんです。

 

−−−今はその方法は身につけました?

身につけました。けど、結構な体力がかかることが分かった…という。(笑)
だから、それよりも社会を変えてしまった方が早いなと。
今は大卒の方が活躍できる場が多いので大卒の方が偉い!みたいになっているので、そこから変えていこうと。
それで高卒の人たちもすごい!と大卒のやつらが認めれば大丈夫だし、高卒のやつらも同じ立場に立った時に大卒の人たちすごい!って思えればもっとコミュニケーションしやすくなる。それが1番早いなと思っています。

Q:ハッシャニアンの多くが非大卒ですが、日々の業務の中で学歴の差を感じることはありますか?

ないですね。
ただ、学び方を知っているか、知らないかの違いなどはあります。
結局学び方を知らないハッシャニアンは、そこを教えてあげるだけで一気に伸びますから結果差はありませんね。

Q:もう一度、人生をやり直すとしても大学へ進学する道を選びますか?

難しいけど、今の社会のままならそう選んでしまうかもしれないですね。ひとつでも武器を増やしたいから。もしもう一度人生をやり直すのならば、大学での過ごし方を変えるかもしれません。
でも、大卒でなくても生きていく道があるということはハッシャダイで身をもって実感しているので、今までのように大学行かなかったら死んじゃう!というようなプレッシャーはないんじゃないかなと思います。

 

−−−結構なプレッシャーがかかっていたんですね。

僕、勉強頑張ってなかったんですよ。元々できるという自信はあったんですけど、高校入学してから野球に集中しすぎて全くできなくなって、学年の中でもビリから数えた方が早かったんです。
だから目指す大学を決めて先生に報告したら「行けるわけないやろ!」って言われて…でも、そこから毎日6時起きで2時に寝る、それ以外は勉強という生活を野球を引退してから半年間続けました。結果、最後のテストは学年2位まで行きました。

Q:ハッシャダイの「非大卒の若者の選択格差を解消する」という理念に、大卒者であるしげぴっぴが共感した部分とは?

選択格差を解消するというのは社会をフラットにすることだと思っています。
みんな仲良くなろうよ!とか、みんな僕のことを好きであってほしい!とか、僕もみんなのこと好きでありたい!と思っているんですよね。もう今は絶対に無理なことも分かっているんですけど、なるべくそこに近づけたいなと思っているんですよ。
そういう意味で、選択格差を解消するというのはそこに繋がる1歩目なんじゃないかなと思って。
そこが解消されれば本当に僕が目指している社会に近づけるなと思ったんで、すごく共感しています。

Q:大卒者であるしげぴっぴから見て、ハッシャダイはどんな会社?

絶妙なバランスでできてる会社だなと思いますね。
それは高卒大卒のバランスとかではなく、社会を知っている人よりも知らない人の方が多いから、目の前のことをちゃんと必死にやれるんですよね。
でも社会のことを知っちゃっていると「他はこうなのに」とか謎のフレームワークが出来ていて、そんなこと言っている間に会社はうまく行かなくなってしまう。
ハッシャダイはみんなで目の前の積み木を一緒に積み上げていく力はめっちゃすごくって。
でも他の会社を知っている人からすると、「こんな建て方あるのにな」「あんな建て方あるのにな」って卑屈になってしまう、みたいな。
まぁでもそれも大事で、だからこそ大卒と非大卒の人がうまいことうまいバランスで成り立っているんです。

 

−−−確かに、本当に絶妙なバランスかもしれませんね!

ハッシャダイの「H」ロゴもそういう意味なんです。
左右非対称で大卒と非大卒、全てのバランスをとってできている、まさにそれは体現できているなと思います。
脆そうで強いんです!

Q:しげぴっぴといえば筋肉!筋トレに目覚めたきっかけは?某有名筋肉雑誌にも掲載されたとか…!

僕、元々鳩胸で高校時代までウェイトトレーニングとか筋トレって、したことないんですよね。

 

−−−そうなんですか!?野球に熱中していた時も?

もちろんやるんですけど、僕普通にやっててもついちゃうんですよ。
だから特にやってなくて…元々良い身体ではあったと思います。

 

−−−世間の男性が聞いたら…なんて羨ましい体質!!ってなりますね。(笑)

母が元々筋肉質なんですよね。握力も40くらいあるし…。

 

−−−お母様すごいですね!!お母様も何かスポーツやられていたんですか?

選手ではないけれどずっとバレーボールをやっていて。

 

−−−運動神経が良い遺伝!そこから、しっかりと本格的に鍛えようと思ったのって?

僕、社会に出てからデブになったんですよ。
出会いも多くて、経験も増えて、社会ってこうなんだ!って色んな世界があるって知った上で、一企業に就職したらギャップがすごかったんですよ。
自分はこんなことができるはずだ!とか、もっとこういうことをしたいのに!って思ってはいるけれど、一社員としてやることも出来ることも限られていて…。その会社が上場する手前だったからということもありますけど。

 

−−−制約が多い状況だったんですね。

そうですね…。周りは、僕が大学時代からビジネスをやっていたことや、そのビジネスが成功していたこと、野球もずっと頑張っていた経緯も知っているし、「やっぱり茂人はすごいな〜!」ってなってるのに、社会に出たら普通になっていってる自分が嫌で。
結果、そのストレスが暴飲暴食に繋がってデブになったんです。

 

−−−デブに…。今のしげぴっぴからは想像しづらいですね。

太ったその当時は、自己認識できなくって自分はずっとマッチョだと思ってたんですよ。(笑)
で、彼女に「俺、マッチョやもんな!」って太鼓判押したときに「申し訳ないけど、茂人くんのことをマッチョと思ったことはない。」って言われたんです。(笑)
「嘘つけや!」と思って、その時そのまま服脱いで鏡の前に立ったら、やばくって。バリデブやって。マジでデブだったんです…。

 

−−−(笑)そんなにですか?

当時の写メ

−−−デブっていうか…鍛える前…という状態ですね。

これっすよ!?
これでマッチョだと思ってたんですよ!?僕!!

 

−−−元々、がたいが良いんですよ!

自己認知ではこれだったんですよ!

 

自己認知の写メ

−−−(笑)彼女さんのおかげで今があるわけですね!

その当時はタバコも吸ってたんですけど、まずタバコから辞めようと思って辞めたら、タバコを辞められるんだったら他のことも出来るんじゃないかってどんどん良い生活習慣が身についていって、3ヶ月で15kg痩せました。

 

−−−おぉ〜!!すごい!!3ヶ月で15kg!!

それでその時たまたま雑誌「Tarzan」の企画でやっていた身体改造企画みたいなのがあったので、こっそり応募してみたら、優秀賞選ばれたんです。
でも雑誌に掲載された自分を見たら、自分が思っているよりも細くて…これは僕の理想の身体じゃない!!と思って鍛え始めたのがきっかけです。

 

 

−−−じゃあ雑誌掲載当時はまだまだ満足していない状態だったんですね?

そうですそうです。
僕の中ではガリガリで…「茂人の身体いい!」とかって言われてもいやだったんですよね。

−−−雑誌に掲載されたことによって、理想により近づくために客観視できたという。で、今が1番ベスト?

今…うん、常にここからはベストでありたいなと。

ハッシャダイの健康取締役として、筋トレ部の一員として、ジムは週何回?

今は週3くらいですね。

 

−−−食生活も気をつけていますか?

毎日ほぼ同じメニューです。
外食の時は好きなものを食べますけど、自宅ではほぼ一緒。
サラダとサラダチキンと卵とプロテイン!!

 

−−−良い身体を保つための秘訣は?

適度な運動と、習慣となっている食事を気をつければ間違った身体にはならないと思っています。

Q:断捨離が趣味だと聞いたのですが、普段から綺麗好き?

ヤバイです。(笑)
でも僕AB型なんでスイッチ入った時だけなんですけど…。

 

−−−どれぐらいヤバイ綺麗好きなんですか?(笑)

毎週、服を捨てます。毎週日曜日が断捨離の日なんです。
あとは典型的ですけど、まっすぐ置いてあるものが曲がっていたら「なんで!?」ってなる。すぐに直しますね。

−−−リモコンとか!

そうです。
あとは洗面所。水滴があるのが嫌なので、使ってピッて水滴が飛んだら全部拭くとか。
でもこれって全部、僕的にはヤバくないんですよ!

 

−−−私も断捨離よくしますし、水滴が嫌なのも分かるし、物が曲がっているのも嫌ですね…。確かに、ヤバくない!ただ、男性でって考えると珍しいのかも?

そうなんですよ。
別に汚いものを触れないとかではなくて、綺麗な状態でないと気が済まない性分なんです。
清潔じゃないと嫌なだけで。

 

−−−コロコロとか好きそうですね!

めっちゃします!もう、すぐします。
常に手の届くところにコロコロとウェットティッシュは置いてあります。

 

−−−あぁ〜!!分かります!ウェットティッシュ、マストですよね!

ウェットティッシュの消費量は区でNo.1だと思いますね。(笑)

 

−−−ちなみにどこのウェットティッシュですか?私もウェットティッシュマニアなんで気になります。

某コンビニ◯◯◯◯◯◯◯のやつです。

 

−−−あ、そっちですね!私も前それ使ってたんですけど、某コンビニ□□□□□□□□の方が厚手で良いですよ!是非試してください!

よく知ってますね!(笑)へぇ〜!!そうなんですね。試します!!

Q:5年後、10年後の自分はどのようになっていたいですか?

写真左:MYO・写真右:しげぴっぴ

状態としては、今よりももっとワクワクしていたいですね。
今よりワクワクできていなかったら、今よりも選択肢が広がっていない状態だと思うんです。
個人としても会社としても、若者たちに選択肢を広げている手前、僕たちもこれまで最初じゃ考えられなかった選択肢をもっともっと知っていかなければいけないと思っています。
今、僕が知っている選択肢が全てではないと思うので、どんどん人としても成長して色々な選択肢を知って、ワクワクしていられたらいいなと思います。
そして、ワクワクすることに挑戦できる健康状態とか、そのチャンスが来た時に掴むため、心身ともに充実していけるように邁進していきたいと思っています!!

 

 

しげぴっぴ、ありがとうございました!!
ハッシャダイの(健康)取締役としてハッシャニアンたちを率いているしげぴっぴ。
常に現状に満足せず、理想に近づくために挑戦し続けるストイックな姿を今回のインタビューを通じてご紹介できたのではないかなと思います。
自分に厳しくできる人間だからこそ、しげぴっぴの”今”があるということがよく分かりますよね。
今後のハッシャダイがどのように変化し、進化していくのか…目が離せません!!