ハッシャダイの近藤です。
今回は、韓国に旅行に行ってきたので、その旅の記録を綴ろうと思う。
今回僕が訪れたのはこちら

韓国!!
今まで僕が旅した場所は、タイやベトナム、インドネシアといった常夏の東南アジアばかり。
近頃そんな暑い暑い東南アジアの国々にもマンネリを感じていた事もあり、今までとは趣を変えて、日本人出国者数No.1を誇るお隣様、韓国をチョイスした次第である。
それでは行ってみよう。
成田空港から約2時間半。外国とは思えないようなスピードで到着したのは韓国の首都。ソウル特別市。
地上に降り立ち、空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
そこには東京のような大都会が広がっていた。
さぁここから新たな旅が始まる。
と思いきや中々足が動かない。
何故か。
それはここ韓国がクソがつくほど寒かったからだ。
今は12月。確かに日本も寒い季節だがそれより数段、いや数十段寒い。
周りをよく見渡すと、足元まで届く漆黒のロングダウンを身にまとった、まるで運動部の監督を彷彿とさせる人々で溢れている。



この寒さなら納得だ。
日本と変わらないだろうと思い、シャツに薄手のパーカーという軽装で来ていた僕に容赦なく襲いかかるソウルの冷気。
みるみる体力を奪われ、指先の感覚が無くなっていく。
韓国到着から5分。
頭によぎる”帰国”の2文字。
しかしその時思い出す。
「アレがあった…!」
凍えた指先でカバンを探り、奥底から目当ての物を引っ張り出した。
ホッカイロ
僥倖。なんという僥倖。
一心不乱に袋を切り裂き、カイロを取り出す。
カイロから発生した熱が冷たい体を温める。
徐々に体温と意識が戻って来る。
なんとか一命を取り止める事ができた。
あのカイロが無ければ、今こうして記事を書いている僕もいなかったはずだ。ありがとう桐灰。
事前準備はやはり大切だ。思いがけないところで学びを得た。
ホテルに荷物を置き、気を取り直し街へ繰り出す。
向かった先はソウルの最先端のカルチャーが集まる町!
韓国に興味があれば一度は耳にした事があるだろう明洞(ミョンドン)。
渋谷センター街のような通りの真ん中には、食べ物やアパレルの出店がずらりと並ぶ。

こちらはエビのバター焼きらしい。
お値段600円
高い。
いつもタイで100円の屋台料理を食べている身からすると、とてつもない高級品だ。
しかし韓国人の白く美しい肌の秘訣はこのエビなのかもしれない、と思い購入。
今の所、肌は綺麗になっていない。
色々なお店を見て回り、明洞の街を楽しんだ後は韓国おなじみのサムギョプサルを食す。

韓国の焼肉はとにかく付け合わせの数が多い。無理では無いが全部食べるのにはかなりの労力を要する。
これが適量なのはフードファイターぐらいのものだろう。
なんでも韓国は出された食べ物を残す事がマナーだという。
食べ物を残す事が「お腹いっぱい満足でした」という意思表示になるらしい。
食べ物を残すことは悪いことだと教わって来た日本人の僕にとっては興味深い文化である。
こういった他国の文化を知るのも、海外旅行の醍醐味。
そして他にも日本と違った文化が。
周りの席を見渡すと、ビールを飲んでいる者はおらず、どの席にも見慣れない緑のガラスの瓶が置いてある。
スタッフに同じものを、とオーダーする出てきたのがこちら。

チャミスルという韓国の焼酎らしい。
アルコール度数は22%
これをストレートで飲むのが韓国流だという。
アルコール度数9%の氷結ストロングを飲んで、酒飲みを謳っていた僕。
世界の広さを教えられた。帰国したら頭を丸めよう。
とりあえず、郷に入れば郷に従えという事で、同じようにガブガブと飲む。22%をストレートで。
当然のように、ものの1時間でできあがる。
酒臭い独身のアラサーが、そこにはいた。
気分が良くなったアラサーはハシゴをする事に。
二軒目でユッケ。
隣の席にいたおじさん。
僕が着席するや否や関西人顔負けのものすごい勢いで絡んできた。
日本人と分かり、友達が慶応義塾大学の教授だと話してきた。
真実はいかに…。
おじさんは女性も引き連れていた。
おじさんは彼女と言っていたが、女性の方はおじさんがトイレに立った時、「彼女じゃありません」と言っていた。
おじさんには是非頑張ってほしい。
3軒目は昭和を思い出させるような屋台形式のおでん屋。

40代前後の地元のおじさん達が楽しそうに酒を酌み交わしていた。
何を話しているかはあまりわからなかったが、長髪のおじさんはきっと音楽家だと思う。

時刻は午前3時。
虚ろな意識の中、UBERを呼び帰路に着く。
車中でユッケ屋にいたおじさんの笑顔が蘇ってきた。
おじさんは彼女と一緒に帰ることはできたのだろうか。
そんなことを考えながら、眠りについた。
以上が僕の韓国旅行での記録。
韓国はとても寒く、同時にとても暖かい国だった。
やはり旅は素晴らしい。
この先も様々な国へ訪れ、様々な経験をしていきたいと改めて思った。
Written by 鉄拳の近藤